!!!OpenBlockSのメモ !!ファームウェアの更新(BOOTP+TFTP) これは,ファームウェアの更新等が失敗して起動できなくなった場合でも,更新できる方法です. WindowsではBOOTPサーバが皆無なので,Linux(Ubuntu)上で行います. !インストール +Synapticで,BOOTPサーバ「bootpd」をインストールする. +同様に,TFTPサーバ「atftpd」をインストールする. !ファームイメージの設置 +例として,「/home/obs/boot」に入れるとする. +[OpenBlockS 技術情報|http://www.plathome.co.jp/support/labo/obs266/]より「OpenBlockS266/128/16R 用」のファームウェアをダウンロードする.IPv4版で良い. +ファイル名は「zImage.initrd.treeboot-product」として,「/home/obs/boot」に保存する. :注意:ファームウェアの種類は標準版をダウンロードした方がよい.「0.4-RELEASE-20080728」のコマンド強化版を入れたところ,起動できなくなった. !BOOTPの設定 +/etc/bootptabを開く. +[OpenBlockS PukiWiki|http://mizupc8.bio.mie-u.ac.jp/pukiwiki/?OpenBlocks]を参照し,下記のように書き換える. .default:\ :hd=/home/obs/boot:\ :ds=192.168.10.1:\ :sm=255.255.255.0:\ :sa=192.168.10.155:\ :gw=192.168.10.254:\ :to=+32400: obss:\ :ht=ether:\ :ha=000A85038A05:\ :ip=192.168.10.174:\ :bf=zImage.initrd.treeboot-product:\ :bs=auto:\ :tc=.default: *haはOpenBlockSのEther0のMACアドレスを入力する.MACアドレスは本体の裏面に記述されている. *hdにはファームイメージを保存した場所を指定する. !PC側のIPアドレスの設定 *bootptabで設定した,sa(=IPアドレス),sm(=サブネットマスク),gw(=ゲートウェイ)をPC側に設定する. !arpの設定 +OpenBlocks側のアドレスはbootptabにより下記のように設定されている. **OpenBlockS側のIPアドレス=192.168.10.174 **OpenBlockS側のMACアドレス=00:0A:85:03:8A:05 +次のコマンドを実行する. sudo /usr/sbin/arp -s 192.168.10.174 00:0A:85:03:8A:05 !BOOTPの起動 *inetでの起動は難しいので,次のコマンドを実行しスタンドアロンで立ち上げる. sudo /usr/sbin/bootpd -d4 !TFTPの起動 *BOOTPと同様にinetだとうまくいかないので,次のコマンドを実行しスタンドアロンで立ち上げる. sudo atftpd --daemon /home/obs/boot 上記のように,bootptabで設定したイメージファイルの保存している場所を入力する必要がある. TFTPをインストールした際に,デフォルトでinetd経由で立ち上がるように設定されている場合がある. その場合は,/etc/inetd.confを開き,下記のようにtftpの行の先頭を#でコメントアウトする. #tftp dgram udp wait nobody /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/in.tftpd --tftpd-timeout 300 --retry-timeout 5 --mcast-port 1758 --mcast-addr 239.239.239.0-255 --mcast-ttl 1 --maxthread 100 --verbose=5 /tftpboot #bootps dgram udp wait root /usr/sbin/bootpd bootpd -i -t 120 !OpenBlockS側の設定 *PCとOpenBlockSとはクロスケーブルを用いて接続する.RS232Cも接続しておくと,進捗状況を把握することができてよい. **Linux上でシリアルコンソールを開くには,下記のようなコマンドを用いる.(接続先がUSB0の場合) screen /dev/ttyUSB0 *OpenBlockSを分解し,CFボードまたは2.5インチHDDを取り外す. *DIPスイッチを,ピンセットの先等を用いて下記のように変更する. DIP 1 | 2 => 1 | 2 (PIN番号) 0 | 0 0 | 1 (0:OFF | 1 : ON) *本体を開けた状態で,電源を入れる.OpenblockS本体のランプの意味は下記の通りである. LED1が点滅…データのダウンロード中 LED2が点滅…ダウンロードしたデータをFLASHに書き込み中 LED4が点滅…ファームウェアアップデート正常完了 *LED4が点滅し,ファームウェアのアップロードが完了したら,DIPスイッチ,CFボード等を元に戻す.