QualNet
QualNet 4.5 の備忘録
QualNetのファイル構成とコンパイル
QualNetのファイル構成
サブディレクトリ | 説明 |
---|---|
QUALNET_HOME/addons | カスタムアドオンモジュールとして開発されたコンポーネント |
QUALNET_HOME/bin | 実行可能ファイルとその他ランタイム(DLL) |
QUALNET_HOME/contributed | サードパーティによって提供されたモデルとの関連ファイル |
QUALNET_HOME/data | ワイヤレスモデルライブラリ用のデータファイル(アンテナ構成,変調方式,サンプル地形ファイルを含む) |
QUALNET_HOME/documentation | 説明書(ユーザーズガイド,リリースノート等) |
QUALNET_HOME/gui | グラフィカルコンポーネント(アイコン,Java classファイル,GUI構成ファイルを含む) |
QUALNET_HOME/include | QulNetのカーネルヘッダーファイル |
QUALNET_HOME/interfaces | HLA,STK,IPネットワークのようなサードパーティツールまたはネットワーク周辺を含んだQualNetインタフェースのコード |
QUALNET_HOME/kernel | ビルド処理に使用されるQualNetのカーネルオブジェクト |
QUALNET_HOME/lib | ビルド処理に使用されるサードパーティ ソフトウェア ライブラリ |
QUALNET_HOME/libraries | QualNetモデルライブラリのモデル用ソースコード(Developer,Wireless,Mutimedia & Enterprise) |
QUALNET_HOME/license_dir | ビルド処理に必要なライセンスファイルとライセンスライブラリ |
QUALNET_HOME/main | カーネルソースファイルとMakefile |
QUALNET_HOME/scenarios | サンプルシナリオ |
QualNetのコンパイルの仕方
Microsoft Visual Studio 2005 C++ Express Edition
現在,2008が出ているがMakefileの関係で2005を使用する.
(1)Microsoft Visual Studio 2005 を起動する
(2)ファイル->新規作成->既存のコードからプロジェクトを作成するをクリック.設定項目は以下の通り.
タイトル | 設定項目 |
---|---|
作成するプロジェクトの種類 | Visual C++ |
プロジェクトファイルの場所 | c:\qualnet\4.5 |
プロジェクト名 | qualnet |
プロジェクトのビルド方法 | 外部のビルドシステムを使用する |
ビルド コマンドライン | nmake |
リビルド コマンドライン | nmake rebuild |
クリーン コマンドライン | namke clean |
出力(デバッグ用) | bin/qualnet.exe |
(3)Makefileをc:\qualnet\4.5直下に設置する.ダウンロードするとMakefile.txtとなるが,拡張子txtは削除すること.
Makefile(49)
all: cd main nmake -f Makefile-windows-vc8 rebuild: clean nmake -f Makefile-windows-vc8 clean: cd main nmake -f Makefile-windows-vc8 clean
(4)コンパイルは,ビルド->ソリューションのビルドもしくはF7キーを押す
- 注意1
- Makefileの行頭にある空白はスペースではなくタブである
- 注意2
- ソリューションエクスプローラでファイルのアイコンが禁止マークになっている物は絶対に開かないこと.Visual Studioがフリーズすることがあるため.
QualNetのエラー
- tcp_s is bad!!
- ライセンスサーバ側のparsecが27001番ポートを使用しているが,他のプロセスで27001番を使用されているため,起動できないというエラー.27001番ポートを解放する必要がある.